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戦後建てられた、比較的新しい古民家を・・・
30代前半の、若いご夫婦が購入されて住まわれます。
(築50年以上の建物を古民家と定義します)

築55年古民家の過去記事。←クリック

解体の途中では・・・
へび2

こんな家主さん(笑)がいらっしゃったり。。。

毎日新聞表
こんな新聞も出てきたり・・・


私にとっては「宝箱!」のような家。。。


もとの部屋は、どうなっていたか?と言うと。。
元の部屋

アコーデオンカーテンが取り付いている柱を注目!

その柱を取り替えて「大黒柱」に入れ替えたり・・・


四つの和室に仕切られていたお部屋を・・・
思い切って、取り払ってひとつの大きなLDKとしました。

その部屋、およそ18畳の広さが確保できました。


もとのリビング側は・・・
ダイニング前

あの、アコーデオンカーテンの柱に注目です!

古いキッチンは、一段下がって・・・
これも天井に手が届く、ひく〜い部屋でした。。流し台
障子の高さが1m80cmに15cmほど床が下げてありました。
(天井の上には、物置の出入りできないロフトスペース)



「こんなんできましたけど・・・」


ダイニング後

キッチン側の天井は・・・
手が届く天井だったので、思い切ってバッサリと落とします。




少しでも天井を高くするために・・・
分厚い断熱材をふんだんに入れ込んでいるので
夏場でも心配ありません。。

キッチン後

大黒柱を中心に・・・
ひろ〜いLDKが出来上がりました。


ふたたび、古いお部屋です。。
元の部屋

若い奥様のご希望で・・・
ローズピンクのキッチンをセットしました。


工事に入る前は・・・
「壊して建て替えたい!」とのご希望もありました。


「古民家鑑定士」の私が、床下へ潜って調査してみると。。

さすがに・・・
土台は腐食していたのですが、再生可能だったのです!

建物を持ち上げ・・・
鉄筋コンクリートの「布基礎」を打ちました。

築55年古民家の過去記事←クリック


ホウ酸系の「シロアリ防除」も施しています。
耐震補強材もふんだんに使って補強しています。

これで、50年は持続する建物になったでしょう!
(今時の建物の寿命は30年と言われていますから・・)


いや〜っ!
古民家っていいもんですねぇ!
 水野晴雄風に。

でも・・・
1,000万円はかかるでしょう??と、業者さんも言いました。


なんの、なんの・・・
それ以下で出来ますから。。。


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築55年の古民家です。

すごく低い天井ですよね!(手を伸ばせば天井に届きます)

 

LDKの中心部に鎮座?する柱を・・・

解体前

 写真中央付近の柱(10.5cm)を取り替えます。

大黒柱

高野山のあたりが産地の「槇の木」を大黒柱に使おうと・・・(加工中)

大黒柱

上記写真の白さに、自然塗料で色つけします。

18cm角の太さの「大黒柱」が黒光りして・・・

 

 

天井に見える梁も塗装します。

梁塗装中

左側が塗る前の色。

梁塗り

綺麗に拭き上げて「古色」を醸し出します。

工事前

工事前の室内です。

中央部分の柱が「大黒柱」に入れ替える柱です。

 

さて・・・

この古民家がどのように変化するのでしょうか??


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さて・・・

きれいに基礎も出来上がり。。

布基礎

すでに床の合板も貼られています。

床の合板は、普通12mmほどの厚さですが。。。

この現場では耐震強度を高めるために28mmの合板を貼り・・

その上に、さらに12mmの合板フロアを貼る二重構造です。

 

そして・・・

高野槇の大黒柱が到着しました。

大黒柱 

変化を持たせるために・・・

わざとカドの部分に丸みが出るように工夫しました。

今は、真っ白いような木ですが・・・

さて、どのように変化するのでしょうか?

 

普通柱の体積のおよそ2.5倍(18cm)の太さがあります。

 

ここへ・・・

築130年の古民家から出てきた「古材」の梁を使います。
明日は「まっくろくろすけ」になった梁を磨いて・・・

もちろん、私もまっくろくろすけになっての作業です。

さて・・・

どんなふうに仕上がるでしょうか?楽しみです。。。

 

リフォームって・・・

使用前・使用後の変化が歴然とするので。。。

楽しくて仕方ありません。。

お客様が喜ばれる顔を見ると・・・

「え〜いっ!おまけしちゃえっ!」なんちって・・・

お人好しの会社は、いつになっても儲かりません(苦笑)




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築50年以上経過した住宅は「古民家」と定義されます。


さて・・・
基礎も完了し、土台などを取り付ける作業に入った。。


田の字造りの田舎の建物。。

中央に大切な柱が存在しています。

しかし・・・
管柱と言って、二階まで通っていない柱だったので
取り替えることにしました。

約17畳のほぼ中央付近に「鎮座」します。

4面全てが見えるので・・・
四角い柱でも良いのですが、何か工夫を??と。

材木屋さんに出向いて・・・
探すことしばらく。。。 


ありましたよ!

なんだか・・・
「私を使って!」と呼ばれたような気がした。


直径25cmほどの、小振りの丸太だった。
檜でも杉でもない、針葉樹風の樹皮が残っている。

聞いてみると・・・
高野槇(こうやまき)だそうで。。

18cmほどの角材に製材してもらう。

カドは丸みのある部分を少し残して。。。

小径木だから、当然「節」は出てきます。
それをアクセントにするつもりです。

節のない柱は素晴らしいですが・・・
節もまた、それなりに味わいが出るものと。。

本日・・・
製材所さんから製品が届きました。

色白で・・・
所々黒光りの艶がある「節」も点在しています。

この「大黒柱」に・・・
自然塗料で、少しだけ周りの雰囲気に色あわせして。。


さて・・・
LDKの中程に鎮座する出来映えは。。。



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寒波が吹き荒れるこの頃・・・

現場では基礎を作る作業に入った。


お陰様で・・・
建物の中なので雪が降っても作業は出来る。

土台の腐れ
55年前は・・・
基礎になる石も、しっかりと出ていただろうが。。

前面道路が舗装され、建物地盤よりも上がっているので、
自然と周囲も土盛りされ、基礎石が隠れてしまった。

柱の根元も、ご覧の通り腐れている。


外周や、間仕切りに当たる部分へは・・・
しっかりとしたコンクリート基礎を設置する。

基礎ベース
他の建築業者は・・・
倒して、新しく建て替えましょう!と言ったそうで、

ご契約させて戴いた金額では・・・
到底新しく建て替える事は出来ない金額だ。


使ってある材料が良いので・・・
腐れた柱などを新しく取り替えることで、立派なものになる。

基礎が出来上がると・・・
いよいよ、大工さんの登場となる。。。


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