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大きい業者だからいいとは限らない。
一級建築士だから安心とは限らない。



地元でも大きなビルを建てたりする業者はたくさんあります。
近年大型工事の減少と、公共事業の仕事がめっきり減ってきている。
大きくて美しい自社ビルの維持と、多くの現場員や社員の経費を賄うことは並の費用ではおぼつかない。

地元ゼネコンと呼ばれる大手の業者も、今までは面倒としか考えていなかった「増改築」の仕事も受注するようになった。
いや、しなければ経費が賄えなくなってきたのである。
「増改築部門」として、そこに投入される担当者は概ね入社間もない社員や、効率の悪い社員が回されることが多いのである。
うがった考えをするとリストラ候補と考えてもおかしくはない人材だったりする。
なぜなら、バリバリの優秀社員を投入すれば本業の仕事に穴が空くことになり本業の信用を失いかねる事になるからだ。。

例えば、リストラされてもいいような人が貴方の家の担当だったりすると全てのことにうまくいくはずもない。
建築系の大学では木造の授業がほとんど無い、大卒の一級建築士は木造住宅の中身も、木材の種類すら分からない人が多い。
二級建築士は授業の大半が木構造で占められる、二級取得後の一級であれば『先生』と呼ばれるにふさわしいと思う。
大きい業者ではビル系と木造系に担当者を分けて現場管理を行こなう事が多い。それほど木造は複雑なのである。

一級建築士でビル系の担当者があなたの家のリフォーム担当者であったりすればとても神経を使う必要がある。 先生ともてはやされる一級建築士でも見抜けない「匠?」の毒しき裏ワザが・・・
柱を建てて、壁を作って化粧をすれば一見当たり前のリフォームが完成するんです。

大きい業者が大型工事で職人に発注する金額はリフォーム1件分になる場合もある。
従って、大きい業者の言い分は絶対的なものであり、予算に納めようとすると当然何らかの費用を削減しようとする。 もうお分かりだろうか、それが作業手間だったり材料の寸法が小さくなったり、必要な金具が使われなかったり・・・
5本打たなければいけない釘を2本で済ませば住宅1件分に直すとかなりの時間と経費が浮く計算になる。
構造が理解できていない『先生』と言われる方も見抜けない事が多い。

木材には裏と表、本(もと)と末、背と腹など逆に使うと大変なことになる特性を持っている。
特性を知るには長い経験と知識が要求されるのでこちらをご覧になれば少しは理解して戴けるだろうか。

ちなみに私の場合は35年以上もこの業界で働いている二級建築士です。
残念ながら私は一級建築士に合格するほどの能力もありません。 
でも、リフォーム専門業者には殆ど必要ありませんので・・・『残念!』 (負け惜しみです(笑))
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