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アスベスト被害が全国的に広がっています。
外国では20年以上も前から人体に悪影響があると、使用禁止の措置がとられていましたが・・



新聞やTVで毎日のように報道されていますから、内容については割愛します。
しかし、外国で使用禁止になってからも遠慮?なく使ってもいい許可を出していた行政に怒りを覚えます。
国内では1975年に吹き付け禁止措置をとっていますが、含有量5%未満であれば許可を出していました。
東京都庁にも多量のアスベストが使用されているのでは?と疑問視されています。

お客様から(以前増築したときの工務店が断熱材に「ロックウール」を壁全体に入れているが害にならないのか?)との質問を受けました。

アスベスト主に住宅に使用されるロックウールとアスベストは違った素材ですから・・・
と、申し上げたのですが(不安でたまらないので自分で撤去する!)とも言われ・・・。


解釈方法(見分け方)として
・住宅の断熱材などによく使用されるロックウールは、主に工場で生産される鉱物繊維。3〜5ミクロン
・ビルや工場の皮膜や断熱に使われるアスベストは、天然に産出できる鉱物繊維で「奇跡の鉱物」と呼ばれ、耐熱・耐摩耗・絶縁性などずば抜けた高性能の繊維でした。
ロックウールよりは数百倍も小さな繊維であるため肺に刺さったら出ることができないので「死」に至ることになる(毛髪の5000分の1程度の太さ)。

アスベスト吸引で起きやすい病気には
・石綿肺=肺の奥にアスベスト繊維が刺さって肺が繊維化(潜伏期間15〜20年)
・中皮腫=肺の周りの胸膜、肝臓・胃を囲む腹膜、心臓を囲む心膜にできるガンの一種(潜伏期間20〜50年)
・肺ガン(潜伏期間15〜40年)など吸引が原因とされる疾患は死亡率が高い。
この40年間で死亡者数が10万人にものぼるという予測もある。


木造住宅では大量のアスベストが使用されることは少ないようです。
しかし、1961年の発売以来通称コロニアルとよばれ屋根に貼られた彩色石綿スレート瓦、1971年頃より発売された外壁に貼られる防火サイディングなどは3〜4年前まで混入した商品が出回っていた。
田舎に多い焚き風呂の煙突にもアスベストが混入しているようです。
また、軒裏に多用された「珪酸カルシューム板(珪カル板)」や、台所など水回りの床に使用された「Pタイル」にも混入しています。

私ども「ナイスさんいん」のリフォームでは、細心の注意を払い的確な判断で解体現場のクレームリスクゼロを目指し取り組んでいます。

使用中の建築物のアスベスト飛散の可能性がある場合、建築物の所有者や貸与者に対するアスベスト処理などの措置を講ずる
(石綿障害予防規則10条)
解体工事を行う場合、工事の発注者は請負人に対し建築物のアスベスト使用状況を通知するよう努める(石綿障害予防規則8条)
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