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昨日お伺いした2×4の住宅は・・・
基本的には輸入した木材で、合板とボード、金物が主な素材です。

輸入の木材は、日本の・・特に山陰地方の湿気が多い気候風土には
なじまないことが多いようです。

合板は接着剤が湿気で接着力が薄まり、剥がれることが気になります。
金物は結露をするので、周囲の木材が湿気を含み腐れの原因となります。

集成材も接着剤でつなぎ合わせているため、剥がれが心配です。

現在の建物はコンクリートで基礎をするように法律で決められていますが・・
コンクリートは50年を境に劣化していきます。

2×4の住宅を非難する気持ちは全くありませんが・・・
湿気を防ぐ方法を考えなければいけないと思います。

2×4住宅のふるさと「北米」は日本よりはるかに
湿気が少ない国だと思います(行ったことがないので・・)


日本の・・特に山陰地方の風土にはやはり伝統的な構法が一番です。
奈良の法隆寺は1000年以上も経っているのに現存しています。

何百年も経過している神社仏閣も、民家であっても
石の上に乗せてあるだけなのです。。

基礎がないので風通しが良く、腐れの原因が少ないのです。

この続きは後日・・・



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「2×4(ツーバイフォー)の築20年の建物をリフォームしたい」と
メールでのお問い合わせがありました。

2×4は地震に強く、火災にもとても強い建物だと言われ
山陰地方でもずいぶんと建てられました。

それを建てた建築業者は殆ど残っていません。
(事業をやめたり、倒産したり・・・)


私の個人的な意見ですが・・・
山陰地方では湿気の問題で2×4の住宅はあまり感心しません。

地震や火災を強くするために壁の中が密閉状態に
なっているのです。
カビの生えた外壁壁体内結露
山陰地方では湿気が多く、壁の中に湿気がたまると
カビが生えたり、壁の中から湿気で腐れて来ることがあります。

↑左の写真は塗装前。左は塗装後2年もしないうちにカビだらけ。。

壁の中のグラスウール断熱材が湿気を含み壁の中央付近から
床面にかけて含んだ湿気でずり落ちているのでは?と考えられます。
(湿気を含むと密閉された壁内から湿気が出ることができません)


2×4の材木はその殆どが北米からの輸入材なので、
山陰地方の環境にあまりなじまないと思われます。
壁の中腐れ多木材
その木材は湿気を含むと日本材よりは簡単に腐れるようです。
普段見ることの出来ない壁の中で起きている事件??

↑左はクロスにシミが出来て一部をはぐったところ・・・
↑右は拡大写真です。
水漏れで木材が炭化してポロポロと、木材の役目を果たしていません。



気がついたら手遅れ!にならないよう注意したいモノ。
湿気を発生させるファンヒーターなども出来るだけ使用しない
環境を持ちたいものです。。

じゃあ、今住んでいる人たちは??

くれぐれも・・・
2×4の住宅は、湿気を出さないよう心がけましょう!!
建物を長持ちさせるには毎日の除湿が必要だと思います。。

これから、2×4住宅のお客様へリフォームの相談に行って参ります。


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築70年の古民家です。
一難去ってまた一難・・・
次から次へと微妙な寸法が合わなくなってきます。

現在の玄関まわり再生工事も終盤に近づきました。
玄関周りの納まりが自分としては
納得できません。。。

工事を進めていく内に
伝統資財施工技術士としての
「こだわり」が出てきて・・・

いい材料は使いたいし・・昔の技術は伝承したいし・・・
でも・・・


玄関のイラスト昨日、お施主様から
「玄関の雰囲気が分からないわ!」と言われ。。
さらさら・・と
目の前でイラストに書いて差し上げた。。

「あ〜、これならわかるわ!」とご納得。

お客様にとっては、平面図だけでは分からないことばかり・・・

雰囲気だけでも分かった戴けると
作業も進めやすくなります。。



JUGEMテーマ:The・古民家「田舎で暮らそう!」
 
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我が家の庭に植えているヤーコンに花が咲きそうです。


ひまわりの花を親指くらいに小さくしたような花です。
フラクトオリゴ糖やフラボノイド、ポリフェノールが大量に入った
植物だそうで・・・

葉っぱもお茶に出来るらしく、
ヤーコンは様々な栄養素があるとのこと、今から収穫が楽しみです。
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鳥取市にある白亜のお城『仁風閣(じんぷうかく)』秋の姿です。
(携帯の写真で写りが悪い・・m(_ _)m・・)

鳥取藩主だった池田家の別邸として作られた洋館です。

明治40年侯爵だった池田家第14代当主が、
赤坂離宮や京都国立博物館などの設計をした宮内省の片山東熊博士に
依頼した建物。

中にはいると・・・
御座所謁見所
それは、それは・・・とてもとても素晴らしく。。。
各部屋には「暖炉」があってヨーロッパにでも行ったような雰囲気が漂っています。
ドアの向こうからはご令嬢が出てきそうなほど綺麗に手入れがしてあります。

このページに書ききれないので、詳しくは下記の仁風閣のページで
ご覧戴くと詳しく掲載してあります。
http://www.tbz.or.jp/jinpuukaku/index.php?view=3858


素晴らしくお手入れの行き届いた重要文化財でした。

鳥取県庁のすぐ隣、
久松山(きゅうしょうざん)にひっそりとたたずんでいます。


(なお、文中の写真は上記仁風閣様のページから了解を戴いて掲載しています)

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