管理者ページRSS1.0Atom0.3
2006.05.12 Friday / ひとりごと

いま、リフォーム業界は従来の建築業者と異業種からの参入で混戦状態である
それは資格が無くてもできるからである(金額に制約があるが・・)。



小さな仕事では、アミドの貼り替えや水道の水漏れ・・
大きな工事では、一千万単位の改装や、TVで観るような住人を引っ越しさせての大がかりな工事もある。

例えばトイレの改装をする場合、
解体作業から始まって・水道・電気・大工・タイルまたは左官・内装・木製建具そのうえ・木材・サッシ・建材などの材料屋さんの出入りも加わる。

水道・電気は床下や壁の中に配管や配線を施さねばならない。
最初適切な位置に準備の配管・配線を入れておき、大工が床や壁の下地を施工する。
大工が終わって仕上げのタイルや壁紙などを貼る。
仕上げが乾いてから便器や照明器具の取付になる。

わずか畳1枚ほどの面積にこれだけたくさんの職人や業者が出入りする。
とても短期間で終わることはできない。

それに加え、築後間もない家、少し構造的に脆弱な家、ハウスメーカーの家、はたまた古民家もあったり・・・と。
それぞれに対応できる知識と技術が要求される。
ボードを貼って、合板を貼って壁紙で仕上げ、良くて流行の珪藻土塗り。それもいいでしょう!
複雑であったはずの構造を、単純に分解して単純な答えを求めるようなリフォームが本当のリフォームなのだろうか?

古民家に代表されるように、複雑なモノは複雑に捉えないと「真の解は求められない!」。
古民家の組み方が分からないとバラす事も出来ない。単純に切断したり、張りボテで化粧する事が許せない。
構造的に脆弱であれば、力学的な補強も必要。
作られた過程や力学を解き明かしながらの『複雑系リフォーム』が必要になってくる。

従来建築業者は、新築を求めリフォームなど見向きもしなかった傾向にある。
近年ハウスメーカーに客を奪われ、仕方なくリフォームを手がける業者を多く見る。

なぜ仕方なく・・なのか。
先述の通り、とても面倒で手間のかかる、そして、お客様が住まいながら進行しなければいけない煩わしさがあるからである。
突然変更を言われたり、職人の態度まで問われることもしばしば。
誰もいない新築の現場が、居心地がいいのは分かっているから。しかし、それもハウスメーカーの攻勢に負けて仕方なく・・・

新築を多く手がけていた業者、新規参入された異業種のリフォーム部門で、果たして『複雑系リフォーム』と捕まえ、そこまで考えながら施工が行われているか少し心配になってくる。

ナイスさんいんでは『複雑系リフォーム』に対応できる技術者(職人さん)が多く支えてくれている。
長期間にわたってリフォーム専門で営んできたからではないだろうか。

「複雑系経営学入門」の塩沢由典先生の題名をもじって『複雑系リフォーム』とでも呼ばせて戴きたい。
2006.01.15 Sunday / ひとりごと

元構造設計士の安易な考えで社会問題化した偽装事件
鉄筋コンクリートで作られたマンションやホテルは国会でも審議されるまでになったが・・・
個人住宅の安全性、耐久性は本当に問題がないのか!



マンションやホテルの物件は連日新聞やTVで報道されています。
中でもマンション販売会社の社長は「申請を許可した検査機関が悪い!」と開き直っています。
民間に委ねられた検査機関のひとつ「日本ER○株式会社」の株主に、大手のハウスメーカーが大株主として
名を連ねているのをご存じだろうか?

*ミ○○ホーム*大○ハウス*○ナホーム*三○ホーム*○○化学工業などの5社が平成17年3月時点で入っていたことが確認されています。

一般の木造住宅などの確認申請受理は、そのハウスメーカーが同じ申請を提出するより時間がかかると口をそろえて言われている・・・。ハウスメーカーの申請は日本ER○(株)に持ち込まれるケースが殆どだそうだ。
工業生産された品質は、検査する必要が本当に少なくてすむのか・・と思いたくなる。

この山陰地方でも、DハウスやSハウスを手がけている大工職は、「材料はもとより部品の数点が余る」と言う。
いい意味に解釈すれば、余分に入れてあるのかも知れない。しかし、有り余るほど必要以上の部材が、コスト的な観点から見ても多量に入れてあるとは考えられない。

もしも、必要な部材が使われていなかったら?と思うと、本当にハウスメーカーの住宅は完璧なのか?と疑いたくなる。
鉄筋の量を減らされた現場サイトと同じように、ハウスメーカーの現場でも部品を充分に使用されていなかったら・・・

先述の大工職が言うには、近年仕事が少なくなりハウスメーカーの現場でもしないと食っていけない!と嘆く。
膨大なマニュアルと慣れない作業(鉄骨フレーム等)の連続で、割に合わないと言う。
従って、長続きがしない・・やめるなら代わりの大工職を紹介するように言われる。=基本が忠実ではなくなる。
面倒だからと『必要部材の間引き』が行われているとしたら・・・。ぞっとしますね!(無いことを願います)
天井や壁を貼りあげると、中身を確認することが出来ません。

ある鉄骨系のハウスメーカーは、最近になって木造フレーム中心に売り出した。
木造の悪いところばかりを強調した販売戦略であったはずが、ここになって突然木造フレーム・・とは????
鉄骨系に自信があったのであれば、なぜいまさら・・・と思いたくなる。

日本のハウスメーカーの建物はどれほど世界に輸出されているのだろうか?
今や、日本の自動車産業は世界のトップまで追い上げている。住宅産業はどうか?
2×4住宅は北米を中心に輸入され、北欧からも高断熱住宅が日本へ輸入されている。
日本の住宅は海外の人が購入してくれるのだろうか?
30年しかもたないと言われる耐用年数で、50年100年スパンの外国の人が「これは素晴らしい!」と絶賛してくれるだろうか?

もしかして『あなた!』もハウスメーカー派ですか?

あるメーカーは、・最先端の住宅テクノロジー・長期補償・満足のいく設計を売りにしています。
テクノロジーより100年200年はもつ構造でリフォームや、再利用できる骨太な建物を造ることが、資源の無駄使いにならずに済むのではないか?と考えます。
壊して処理するため二酸化炭素を排出することも少なくなるはずですが・・
2005.08.13 Saturday / ひとりごと

アスベスト被害が全国的に広がっています。
外国では20年以上も前から人体に悪影響があると、使用禁止の措置がとられていましたが・・



新聞やTVで毎日のように報道されていますから、内容については割愛します。
しかし、外国で使用禁止になってからも遠慮?なく使ってもいい許可を出していた行政に怒りを覚えます。
国内では1975年に吹き付け禁止措置をとっていますが、含有量5%未満であれば許可を出していました。
東京都庁にも多量のアスベストが使用されているのでは?と疑問視されています。

お客様から(以前増築したときの工務店が断熱材に「ロックウール」を壁全体に入れているが害にならないのか?)との質問を受けました。

アスベスト主に住宅に使用されるロックウールとアスベストは違った素材ですから・・・
と、申し上げたのですが(不安でたまらないので自分で撤去する!)とも言われ・・・。


解釈方法(見分け方)として
・住宅の断熱材などによく使用されるロックウールは、主に工場で生産される鉱物繊維。3〜5ミクロン
・ビルや工場の皮膜や断熱に使われるアスベストは、天然に産出できる鉱物繊維で「奇跡の鉱物」と呼ばれ、耐熱・耐摩耗・絶縁性などずば抜けた高性能の繊維でした。
ロックウールよりは数百倍も小さな繊維であるため肺に刺さったら出ることができないので「死」に至ることになる(毛髪の5000分の1程度の太さ)。

アスベスト吸引で起きやすい病気には
・石綿肺=肺の奥にアスベスト繊維が刺さって肺が繊維化(潜伏期間15〜20年)
・中皮腫=肺の周りの胸膜、肝臓・胃を囲む腹膜、心臓を囲む心膜にできるガンの一種(潜伏期間20〜50年)
・肺ガン(潜伏期間15〜40年)など吸引が原因とされる疾患は死亡率が高い。
この40年間で死亡者数が10万人にものぼるという予測もある。


木造住宅では大量のアスベストが使用されることは少ないようです。
しかし、1961年の発売以来通称コロニアルとよばれ屋根に貼られた彩色石綿スレート瓦、1971年頃より発売された外壁に貼られる防火サイディングなどは3〜4年前まで混入した商品が出回っていた。
田舎に多い焚き風呂の煙突にもアスベストが混入しているようです。
また、軒裏に多用された「珪酸カルシューム板(珪カル板)」や、台所など水回りの床に使用された「Pタイル」にも混入しています。

私ども「ナイスさんいん」のリフォームでは、細心の注意を払い的確な判断で解体現場のクレームリスクゼロを目指し取り組んでいます。

使用中の建築物のアスベスト飛散の可能性がある場合、建築物の所有者や貸与者に対するアスベスト処理などの措置を講ずる
(石綿障害予防規則10条)
解体工事を行う場合、工事の発注者は請負人に対し建築物のアスベスト使用状況を通知するよう努める(石綿障害予防規則8条)
2005.02.19 Saturday / ひとりごと

大きい業者だからいいとは限らない。
一級建築士だから安心とは限らない。



地元でも大きなビルを建てたりする業者はたくさんあります。
近年大型工事の減少と、公共事業の仕事がめっきり減ってきている。
大きくて美しい自社ビルの維持と、多くの現場員や社員の経費を賄うことは並の費用ではおぼつかない。

地元ゼネコンと呼ばれる大手の業者も、今までは面倒としか考えていなかった「増改築」の仕事も受注するようになった。
いや、しなければ経費が賄えなくなってきたのである。
「増改築部門」として、そこに投入される担当者は概ね入社間もない社員や、効率の悪い社員が回されることが多いのである。
うがった考えをするとリストラ候補と考えてもおかしくはない人材だったりする。
なぜなら、バリバリの優秀社員を投入すれば本業の仕事に穴が空くことになり本業の信用を失いかねる事になるからだ。。

例えば、リストラされてもいいような人が貴方の家の担当だったりすると全てのことにうまくいくはずもない。
建築系の大学では木造の授業がほとんど無い、大卒の一級建築士は木造住宅の中身も、木材の種類すら分からない人が多い。
二級建築士は授業の大半が木構造で占められる、二級取得後の一級であれば『先生』と呼ばれるにふさわしいと思う。
大きい業者ではビル系と木造系に担当者を分けて現場管理を行こなう事が多い。それほど木造は複雑なのである。

一級建築士でビル系の担当者があなたの家のリフォーム担当者であったりすればとても神経を使う必要がある。 先生ともてはやされる一級建築士でも見抜けない「匠?」の毒しき裏ワザが・・・
柱を建てて、壁を作って化粧をすれば一見当たり前のリフォームが完成するんです。

大きい業者が大型工事で職人に発注する金額はリフォーム1件分になる場合もある。
従って、大きい業者の言い分は絶対的なものであり、予算に納めようとすると当然何らかの費用を削減しようとする。 もうお分かりだろうか、それが作業手間だったり材料の寸法が小さくなったり、必要な金具が使われなかったり・・・
5本打たなければいけない釘を2本で済ませば住宅1件分に直すとかなりの時間と経費が浮く計算になる。
構造が理解できていない『先生』と言われる方も見抜けない事が多い。

木材には裏と表、本(もと)と末、背と腹など逆に使うと大変なことになる特性を持っている。
特性を知るには長い経験と知識が要求されるのでこちらをご覧になれば少しは理解して戴けるだろうか。

ちなみに私の場合は35年以上もこの業界で働いている二級建築士です。
残念ながら私は一級建築士に合格するほどの能力もありません。 
でも、リフォーム専門業者には殆ど必要ありませんので・・・『残念!』 (負け惜しみです(笑))
2004.12.30 Thursday / ひとりごと

東京医科歯科大学の藤田紘一郎教授の面白い話がある。
教授は「清潔は病気」と意外な話が飛び出した。



私たちの環境を健康的にするには、身の回りから不浄なものを取り除けばよい・・・と考えがちだが。
昭和30年代まではアトピー性疾患の病人はいなかった。
それが増えたのは住環境が改善されて綺麗になりすぎたからである。
言われてみれば、私たちの幼い頃にハナタレ小僧と呼ばれ、学生服の裾がいつもピカピカ輝いていた
(何を隠そう筆者のことだ)


インドネシアのカリマンタン島の住民にはアレルギー疾患の患者はいない。
汚さの中で暮らしているからだ。
O157菌は日本の学校給食が清潔になりすぎたから生まれた。
体内に微生物がいればアレルギーを抑えてくれる。

人間の体はあまり清潔にすると病気になる。 綺麗にしたつもりが逆の効果を生む。
抗菌剤の薬品が市場に出回っているが、これも人間の体を弱めるもとになるのではないか。 と指摘される。

人間の遺伝子は1万年前と変わっていないが、文明は精神的にも肉体的にも、人間にとって必要なものまで排除してしまった面がある。
そのために、超潔癖症候群の人が増えてきて、精神的免疫力までなくしてしまった。

それと関連して、密閉空間は良くないと言う人がいる。 結核予防協会理事長の青木正和氏である。
戦前には年間10万人もの死者を出した結核は、戦後世界一のスピードで減り続けてきた。
しかし、1977年(昭和52年)を境に減り方が鈍化してきた。
その原因を調査したところ「アルミサッシ」の普及率と結核患者減少の鈍化次期と重なることに気が付いた。

「サッシの普及率」が原因の全てではないにしても、患者減少の鈍化と集団感染の増加が建物の気密化と一致することは問題である。
要するに生物のための空間にはほどほどの開放性が必要である。
高気密・高断熱を推進してきた国家的プロジェクトも、近年各部屋に換気装置を必要としてきた。
ならば、昔のような建具だらけの、スキマのある建物で良かったのではないか?と思うのは私だけか。
ナイスさんいんへのお問合せはこちらから!
スタッフ募集

ブログを書いてる人

カレンダー

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< April 2018 >>

最新記事

サイト内検索

コメント

カテゴリー

アーカイブ

運営者

(有)ナイスさんいん
〒689-3545
鳥取県米子市吉岡319-10
TEL:0859-27-3599
URL:http://e-sanin.com

<営業エリア>
当社より1時間以内で訪問できる範囲とさせて頂いています。
◆鳥取県米子市、境港市、西伯郡、日野郡
旧町名=会見町、岸本町、溝口町、名和町、中山町
◆島根県安来市、松江市、東出雲町
旧町名=能義郡、八束郡

リンク集


古民家プロ