管理者ページRSS1.0Atom0.3
2007.10.03 Wednesday / ひとりごと

最近の住宅の殆どが防火サイディングと呼ばれるセメント(窯業系)系の外壁材で仕上げられます。



今から25年ほど前に12mm厚さの「防火サイディング」が発売されました。
(当時は画期的!とまで言われました)
当時防火が必要な外壁には、モルタル(セメント系)かトタンで代表される金属系の外装材が一般的でした。

何が画期的か?と言うと、
従来左官で仕上げると下塗り、中塗り、仕上げ・・それぞれ乾燥期間を含めると、天候が良くても10〜20日以上は必要でした。
防火サイディングを貼ることで、仕上げまで1週間もあれば完成するのです。(外部の場合ですよ)
少し割高になりますが塗装がしてある商品だと、わずか数日で完成します。
塗装品のサイディングは10年もすると再塗装を検討しなければなりません。(モルタルも同じです)

当時(20年以上前)私自身、かなりのペースでサイディングを使用したのです・・・が!
ところが!思いがけないところでクレームが発生しました。

メーカは数十社にも及び、デザインや価格でしのぎを削っていました。
サイディングは紙漉きのように何回にも分けて漉いて厚さを出すのです。
重なり合った厚さの一部がパンクして剥離する現象が発生!
セメント分だけでは折れやすいので、初期のサイディングには問題のアスベストの繊維が使用されていたのです。
セメント系であるが故、長尺の寸法が出来ません。サイディングは長くても3mです、でも建物は3mでは収まりません。
板状のサイディングは、必ずつなぎ目が必要になってきます(現在でも同じです)。
サッシの回りも庇(ひさし)の回りも・・・1cmほど隙間を空けてコーキングします。

そのコーキングが10年も経過しないうちに劣化して水漏れを起こすのです。(コーキングは永久的ではありません)
コーキングの施工技術にも原因がありました。(今でも時々見かけます)

当時はサイディングに直接釘を打つ方法で施工していました。
地震や通行するトラックの振動などで打った釘の部分から割れが発生し、クレームにもなりました。
現在ではそのクレームを解消するため引っかけ金具を使用するので、釘を正面から打つことはありません。
しかし、正面から打たないので貼り替えるときが大変です。

今では製造するメーカーも合併などで数社になりました。そして、素材も厚くなりました。
しかし、お客様の要望は多様化して、様々な柄・デザイン・カラーが豊富になり選択も楽しめます。・・・が!
豊富になりすぎたデザインやカラーは10年も続きません!
私どもでリフォームした築12年のY様では同じ柄が廃版でどこを捜してもありません!
仕方なく似たようなものを捜して貼りましたが、お客様もご満足までは戴けませんでした。

当社としては16年前より水漏れ・割れ・貼り替え困難などの理由で最終的にお客様に迷惑がかかると思われる窯業系サイディングは好んでお薦めはしていません。

当社での外壁施工は殆どが左官系で仕上げます。
多くの業者が割れ(クラック)が発生しやすいからとモルタルを嫌います。

それは、適切な材料を使い的確な施工方法を指示し、監理すれば殆ど発生することはありません。
早く!安く!仕上げようとするからクラックは発生すると考えられます。
サイディングより工期は長くなりますが、将来を見据えてもモルタル仕上げは無くならない!
曲面(カーブ)も含め多様な仕上げが楽しめる。
基本的につなぎ目がないので雨漏りの発生が少ない。
金属のように錆びることがない。
などの理由から当社では漆喰壁などを含め左官系の仕上げをお薦めしています。
2006.07.16 Sunday / ひとりごと

建築の業界では大きなビル物件や新築住宅に至るまで『丸投げ工事』が問題視されている



『丸投げ』とは、受注した工事を自社で施工することなくすべてを下請け業者や他の業者に施工させるもの。
最近は新築ばかりでなく、リフォーム工事でも『丸投げ』が見受けられる。
丸投げすることで下請け業者からのリベート、またはピンハネによりお客様は高い工事費を支払うことになる。
これは、建築業法にも記載されており、「注文者の書面による承諾がなければ『丸投げ』をしてはいけない!」となっている。

下水道の普及による排水設備切替え工事に伴い、○○水道・△◇設備などのように管工事業者がリフォーム工事を受注する機会が増えてきた。

そのほか、新築の物件減少に伴い、今まではリフォームなど見向きもしなかった新築を専門としていた業者。
ビル物件や大型工事の多い○×組・□◎建設と言った地元ゼネコンなど、リフォームはあまり得意としなかった。
景気低迷に伴い異業種から電気店・燃料店・土木業など新規参入組、リフォーム業界はまさに戦国時代とも言える。

中には全国に営業所を設けているように見せかけ、電話は転送に切替え集中して対応する業者もあるようだ。
客から電話があると、地元の業者などに見積を作らせ、その見積を得意の営業会話で丸め込み、見積から2〜3割値引き(ピンハネ)を取って地元の業者に丸投げをする。

先般、米子市東福原地内でも下水道の供用が開始され、町内では競争のように改装が始まった。
当社が施工させて戴いたU様の西側向かいのN様宅を、県内最大手の地元ゼネコンが施工することになった。
「金額が安いから」「大手だから安心!」と契約されたようである。
ご近所でもほぼ同時期に着工している現場もあり、何かと比較対象のマトになっている状況の中、あちらこちらの工事も終わり・・・

奥様方の井戸端会議(今時井戸は無いが・・)に耳を澄ましてみると・・・あのゼネコンに依頼したN様の様子。。
「うちはね!水道屋さんが来てから何日も誰も来ないのよ!」
「やっと大工さんが終わったと思ったら、器具の寸法(位置)が合わないとやり直しているんですよ」
「大手だからいいと思って頼んだのに!会社の担当者は来てくれないし・・・」
「来るのは会社から頼まれた・・と職人さんばかり来るんですよ!」「どう思います?」

「どう思うか?と言われても、あなたが信頼した会社じゃないの?と言いました」ってU様から教えて戴きました。

これもある意味、『丸投げ』に似た業者任せの大企業病と言っても過言ではないように思えます。
なによりも、安価な価格で、元請け会社の言いなりで受注する下請け業者があること・・・
大切なお客様との打合せも、会社の担当者が行うのではなく業者に依頼したり・・・
他の現場が忙しいと担当者はもとより、職人さんもそちらに取られ工事の期間が大幅に遅れる原因となったり・・・
これも大きな社会的問題を含んでいますね。

お陰様でU様の評判を聞かれた4件隣のO様宅も当社で工事させて戴くことになりました m(_ _)m 感謝です。
井戸端会議(評判)って恐ろしいモノですね。。。
どんな小さな工事でも「ナイスさんいん」では真心込めて取り組んでいます。
2006.05.12 Friday / ひとりごと

いま、リフォーム業界は従来の建築業者と異業種からの参入で混戦状態である
それは資格が無くてもできるからである(金額に制約があるが・・)。



小さな仕事では、アミドの貼り替えや水道の水漏れ・・
大きな工事では、一千万単位の改装や、TVで観るような住人を引っ越しさせての大がかりな工事もある。

例えばトイレの改装をする場合、
解体作業から始まって・水道・電気・大工・タイルまたは左官・内装・木製建具そのうえ・木材・サッシ・建材などの材料屋さんの出入りも加わる。

水道・電気は床下や壁の中に配管や配線を施さねばならない。
最初適切な位置に準備の配管・配線を入れておき、大工が床や壁の下地を施工する。
大工が終わって仕上げのタイルや壁紙などを貼る。
仕上げが乾いてから便器や照明器具の取付になる。

わずか畳1枚ほどの面積にこれだけたくさんの職人や業者が出入りする。
とても短期間で終わることはできない。

それに加え、築後間もない家、少し構造的に脆弱な家、ハウスメーカーの家、はたまた古民家もあったり・・・と。
それぞれに対応できる知識と技術が要求される。
ボードを貼って、合板を貼って壁紙で仕上げ、良くて流行の珪藻土塗り。それもいいでしょう!
複雑であったはずの構造を、単純に分解して単純な答えを求めるようなリフォームが本当のリフォームなのだろうか?

古民家に代表されるように、複雑なモノは複雑に捉えないと「真の解は求められない!」。
古民家の組み方が分からないとバラす事も出来ない。単純に切断したり、張りボテで化粧する事が許せない。
構造的に脆弱であれば、力学的な補強も必要。
作られた過程や力学を解き明かしながらの『複雑系リフォーム』が必要になってくる。

従来建築業者は、新築を求めリフォームなど見向きもしなかった傾向にある。
近年ハウスメーカーに客を奪われ、仕方なくリフォームを手がける業者を多く見る。

なぜ仕方なく・・なのか。
先述の通り、とても面倒で手間のかかる、そして、お客様が住まいながら進行しなければいけない煩わしさがあるからである。
突然変更を言われたり、職人の態度まで問われることもしばしば。
誰もいない新築の現場が、居心地がいいのは分かっているから。しかし、それもハウスメーカーの攻勢に負けて仕方なく・・・

新築を多く手がけていた業者、新規参入された異業種のリフォーム部門で、果たして『複雑系リフォーム』と捕まえ、そこまで考えながら施工が行われているか少し心配になってくる。

ナイスさんいんでは『複雑系リフォーム』に対応できる技術者(職人さん)が多く支えてくれている。
長期間にわたってリフォーム専門で営んできたからではないだろうか。

「複雑系経営学入門」の塩沢由典先生の題名をもじって『複雑系リフォーム』とでも呼ばせて戴きたい。
2006.01.15 Sunday / ひとりごと

元構造設計士の安易な考えで社会問題化した偽装事件
鉄筋コンクリートで作られたマンションやホテルは国会でも審議されるまでになったが・・・
個人住宅の安全性、耐久性は本当に問題がないのか!



マンションやホテルの物件は連日新聞やTVで報道されています。
中でもマンション販売会社の社長は「申請を許可した検査機関が悪い!」と開き直っています。
民間に委ねられた検査機関のひとつ「日本ER○株式会社」の株主に、大手のハウスメーカーが大株主として
名を連ねているのをご存じだろうか?

*ミ○○ホーム*大○ハウス*○ナホーム*三○ホーム*○○化学工業などの5社が平成17年3月時点で入っていたことが確認されています。

一般の木造住宅などの確認申請受理は、そのハウスメーカーが同じ申請を提出するより時間がかかると口をそろえて言われている・・・。ハウスメーカーの申請は日本ER○(株)に持ち込まれるケースが殆どだそうだ。
工業生産された品質は、検査する必要が本当に少なくてすむのか・・と思いたくなる。

この山陰地方でも、DハウスやSハウスを手がけている大工職は、「材料はもとより部品の数点が余る」と言う。
いい意味に解釈すれば、余分に入れてあるのかも知れない。しかし、有り余るほど必要以上の部材が、コスト的な観点から見ても多量に入れてあるとは考えられない。

もしも、必要な部材が使われていなかったら?と思うと、本当にハウスメーカーの住宅は完璧なのか?と疑いたくなる。
鉄筋の量を減らされた現場サイトと同じように、ハウスメーカーの現場でも部品を充分に使用されていなかったら・・・

先述の大工職が言うには、近年仕事が少なくなりハウスメーカーの現場でもしないと食っていけない!と嘆く。
膨大なマニュアルと慣れない作業(鉄骨フレーム等)の連続で、割に合わないと言う。
従って、長続きがしない・・やめるなら代わりの大工職を紹介するように言われる。=基本が忠実ではなくなる。
面倒だからと『必要部材の間引き』が行われているとしたら・・・。ぞっとしますね!(無いことを願います)
天井や壁を貼りあげると、中身を確認することが出来ません。

ある鉄骨系のハウスメーカーは、最近になって木造フレーム中心に売り出した。
木造の悪いところばかりを強調した販売戦略であったはずが、ここになって突然木造フレーム・・とは????
鉄骨系に自信があったのであれば、なぜいまさら・・・と思いたくなる。

日本のハウスメーカーの建物はどれほど世界に輸出されているのだろうか?
今や、日本の自動車産業は世界のトップまで追い上げている。住宅産業はどうか?
2×4住宅は北米を中心に輸入され、北欧からも高断熱住宅が日本へ輸入されている。
日本の住宅は海外の人が購入してくれるのだろうか?
30年しかもたないと言われる耐用年数で、50年100年スパンの外国の人が「これは素晴らしい!」と絶賛してくれるだろうか?

もしかして『あなた!』もハウスメーカー派ですか?

あるメーカーは、・最先端の住宅テクノロジー・長期補償・満足のいく設計を売りにしています。
テクノロジーより100年200年はもつ構造でリフォームや、再利用できる骨太な建物を造ることが、資源の無駄使いにならずに済むのではないか?と考えます。
壊して処理するため二酸化炭素を排出することも少なくなるはずですが・・
2005.08.13 Saturday / ひとりごと

アスベスト被害が全国的に広がっています。
外国では20年以上も前から人体に悪影響があると、使用禁止の措置がとられていましたが・・



新聞やTVで毎日のように報道されていますから、内容については割愛します。
しかし、外国で使用禁止になってからも遠慮?なく使ってもいい許可を出していた行政に怒りを覚えます。
国内では1975年に吹き付け禁止措置をとっていますが、含有量5%未満であれば許可を出していました。
東京都庁にも多量のアスベストが使用されているのでは?と疑問視されています。

お客様から(以前増築したときの工務店が断熱材に「ロックウール」を壁全体に入れているが害にならないのか?)との質問を受けました。

アスベスト主に住宅に使用されるロックウールとアスベストは違った素材ですから・・・
と、申し上げたのですが(不安でたまらないので自分で撤去する!)とも言われ・・・。


解釈方法(見分け方)として
・住宅の断熱材などによく使用されるロックウールは、主に工場で生産される鉱物繊維。3〜5ミクロン
・ビルや工場の皮膜や断熱に使われるアスベストは、天然に産出できる鉱物繊維で「奇跡の鉱物」と呼ばれ、耐熱・耐摩耗・絶縁性などずば抜けた高性能の繊維でした。
ロックウールよりは数百倍も小さな繊維であるため肺に刺さったら出ることができないので「死」に至ることになる(毛髪の5000分の1程度の太さ)。

アスベスト吸引で起きやすい病気には
・石綿肺=肺の奥にアスベスト繊維が刺さって肺が繊維化(潜伏期間15〜20年)
・中皮腫=肺の周りの胸膜、肝臓・胃を囲む腹膜、心臓を囲む心膜にできるガンの一種(潜伏期間20〜50年)
・肺ガン(潜伏期間15〜40年)など吸引が原因とされる疾患は死亡率が高い。
この40年間で死亡者数が10万人にものぼるという予測もある。


木造住宅では大量のアスベストが使用されることは少ないようです。
しかし、1961年の発売以来通称コロニアルとよばれ屋根に貼られた彩色石綿スレート瓦、1971年頃より発売された外壁に貼られる防火サイディングなどは3〜4年前まで混入した商品が出回っていた。
田舎に多い焚き風呂の煙突にもアスベストが混入しているようです。
また、軒裏に多用された「珪酸カルシューム板(珪カル板)」や、台所など水回りの床に使用された「Pタイル」にも混入しています。

私ども「ナイスさんいん」のリフォームでは、細心の注意を払い的確な判断で解体現場のクレームリスクゼロを目指し取り組んでいます。

使用中の建築物のアスベスト飛散の可能性がある場合、建築物の所有者や貸与者に対するアスベスト処理などの措置を講ずる
(石綿障害予防規則10条)
解体工事を行う場合、工事の発注者は請負人に対し建築物のアスベスト使用状況を通知するよう努める(石綿障害予防規則8条)
ナイスさんいんへのお問合せはこちらから!
スタッフ募集

ブログを書いてる人

カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>

最新記事

サイト内検索

コメント

カテゴリー

アーカイブ

運営者

(有)ナイスさんいん
〒689-3545
鳥取県米子市吉岡319-10
TEL:0859-27-3599
URL:http://e-sanin.com

<営業エリア>
当社より1時間以内で訪問できる範囲とさせて頂いています。
◆鳥取県米子市、境港市、西伯郡、日野郡
旧町名=会見町、岸本町、溝口町、名和町、中山町
◆島根県安来市、松江市、東出雲町
旧町名=能義郡、八束郡

リンク集


古民家プロ